「FDエッセイ」の連載にあたって
2006.9.1 教育推進室長 山本直樹
全学教育システム改革推進本部の重要な使命の一つとして、FD(Faculty Development)活動への取り組みが挙げられることは、改めていうまでもありません。お茶大では、各教員が授業内容や教育方法などの改善・向上に努め、質の高い教育サービスが提供されてきました。しかし、この種の取り組みに関する情報が教員間で交換・共有される機会や場は、必ずしも多いとはいえませんでした。また、FD活動の一環として、毎年、学生による授業評価アンケートを実施してきましたが、その成果が必ずしも十分に生かし切れてはいないという反省もありました。
そこで、今年度は、平成17年度に実施した学生による授業評価アンケートをもとに、いくつかの新しい企画を立てました。その一つが、全学教育システム改革推進本部HPでの「FDエッセイ」の連載です。昨年度の授業評価アンケートで総合的に高い評価を得た、いわゆる「講義科目」の担当者の先生方を中心に、ふだんの授業における教育上の工夫や感想、要望などを、自由に綴っていただきます。
全学教育システム改革推進本部では、今月から毎月お一人ずつのエッセイを紹介していく予定です。この連載を一つのきっかけとして、FD活動についての関心がいっそう高まり、意見交換の輪が広がっていくことを願っております。
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