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ネパール教育省ECD担当官 研修受け入れ
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UNESCOカトマンズ事務所より依頼を受け、ネパール教育省(Department of Education, Ministry of Education and Sports)ECD担当官の研修受け入れを実施しました。
【日程】 2004年12月13日〜18日
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【訪問者】
・Mr. Janardan Nepal - Director, Educational Management Division
・Ms. Devina Pradhanang - Section Chief, ECD Section
・Mr. Mukti Singh Thakuri - Section officer, ECD Section |
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【プログラム】
12/13 |
【視察・懇談1】 |
お茶の水女子大学附属幼稚園・保育所 |
【ワークショップ1】 |
保育の原理を実践につなげる手がかり
講師:内田伸子(お茶の水女子大学教授) |
【ワークショップ2】 |
日本の幼児教育システム
講師:瀬田智恵子(お茶の水女子大学客員教授) |
12/14 |
【視察・懇談2】 |
文京区立幼稚園 |
【懇談】 |
文部科学省幼児教育課 |
12/15 |
【視察・懇談3】 |
北区立小学校 |
【ワークショップ3】 |
JICAセネガルECDプロジェクト |
12/16 |
【視察・懇談4】 |
白梅学園短期大学 (教員養成) |
12/17 |
【視察・懇談5】 |
板橋区立保育所 |
12/18 |
【見学】 |
『幼児教育未来研究会』 (現職教員研修) |
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【視察中に出された主な質問】
<幼稚園・保育所>
- 子どもの評価にはどのような方法を用いているか?
- 全包括(インクルーシブ)教育(障害を有する子ども、国籍等背景の違う子ども等)に関する方針は?
- どのような教材を用いているか?またその作成者(政府/民間)は?
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<教員養成課程>
- カリキュラムはどのようなものか?また、その開発はどのように行われたのか?
- 教員養成の期間は?
- 現職研修についてはどのように考えられているか?
- 評価はどのような方法で行っているか?
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<文部科学省>
- 日本の幼児教育/保育に関する政策はどのようなものか?
- 子どもに対し、また幼児教育/保育プログラムについて、文部科学省はどのような責任を担っていると考えているか?
- 教員養成課程はどのような制度になっているか?
- 幼稚園/保育所のカリキュラムと教員養成課程のカリキュラムについて具体的にはどのようになっているのか?
- 幼児教育/保育プログラムにはどのような種類(コミュニティベース・学校ベース・家庭ベース・全包括教育・統合教育など)があるか?
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【視察後のフィードバック(抜粋)】
<日本の教育について印象に残ったこと>
- 幼児教育は地方自治体が統括している
- 文部科学省・地方自治体・学校・大学・他の省庁の協力関係がある
- 毎日子どもの記録をとるなど、幼稚園教諭が意欲的で献身的である
- 幼稚園教諭の組織・地方自治体・大学などが、非常に実践的で効果的な研修を行っている
- 学校教育、基礎教育、教員資格、公務員、私立学校の奨励など、複数の法律で国のガイドラインが定められている
- 効果的に整えられた学習環境の中で、地域にある資源や廃品を用いた創造活動が促進されている
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<ネパールの幼児教育に活かせること>
- 人材育成(教員養成)
- 身の回りにある資源の利用(低コスト材料)
- 強い地方政府
- 教室で行われていた子どもたちの活動内容
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<ネパールでは実施が難しいこと>
- ECDセンターの建築
- 教員の高い給与水準
- IT機材(コンピュータなど)の設置
- 給食
- マスメディア
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<今後日本に期待すること>
- 人材育成の面での協力。さまざまなレベル(専門的〜草の根)での短期/長期教員養成プログラムを実施して欲しい。
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