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色・音・香 8 宗教と色・音・香 : 衷Z 光子[文教育学部 人文科学科 哲学] |
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LA科目をスタートして |
私のスタンスが大きく変わりました。
昨年度までは倫理宗教という基礎講義科目ということでやっていまして、この授業も基本的には同じなんですが、リベラルアーツ科目の「色・音・香」という感覚的な要素を、私も勉強して授業に取り込んでいます。
それと、今までは視聴覚教材は使用していなかったのですが、今年度からは視聴覚教材を使用して、感覚的にわかりやすくやっています。各々の宗教儀式のビデオや宗教音楽、建築物などですね。
ただ、宗教儀式というのはあまり視聴覚資料として出回っていないというのと、私は仏教や神道など日本の宗教が専門なので、イスラムなどの自分の専門以外の宗教の資料を探すのは、大学にもなくて、とても大変でした。
次回は資料を入れてもらって、もう少しわかりやすくやれるといいかな、と思っています。
あとは、人数が多いので、どうなのかな、という部分はあります。それと、宗教をやる科目がほかにないので、隔年になってしまったことが少し心配ですね。
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学生に学んでほしいこと、伝えたいこと |
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↑学生の質問に答える頼住准教授 |
宗教に関する基礎知識をきちんと学んでほしいですね。
ただ闇雲に怪しい、とか怖いとか言って避けていると、知らないうちに巻き込まれてしまうことがあるんです。
今、カルトとか流行っていたりするので、そういった基礎知識をしっかりと身に着けてほしいんです。知っているということは、大きな武器になりますから。 |
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学生へのメッセージ |
宗教を頭から否定するのは簡単です。
でも、なぜ、宗教ができたのか、なぜ、今まで続いてきたのかを知ること、そして考えることによって、自分や社会を考えることにつなげていってほしいですね。 |
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取材(文・写真):教育企画チーム 野口香織 |
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